研修プログラムの施設群について
専門研修基幹施設
北海道大学病院リハビリテーション科が専門研修基幹施設となります。
専門研修連携施設
リハビリテーション科専門研修指導責任者と同指導医(指導責任者と兼務可能) が常勤しており、リハビリテーション研修委員会の認定を受け、リハビリテー ション科を院内外に標榜している病院または施設です。
半年から1年間のローテート候補病院で、研修の際には雇用契約を結びます。
・ 市立函館病院
・ 北海道立子ども総合医療・療育センター
・ 医療法人社団平成醫塾 苫小牧東病院(回復期リハビリテーション病棟あり)
・ 医療法人喬成会 花川病院(回復期リハビリテーション病棟あり)
・ 社会医療法人母恋日鋼記念病院
・ 独立行政法人国立病院機構北海道医療センター
・ 医療法人秀友会札幌秀友会病院(回復期リハビリテーション病棟あり)
基幹病院
医科診療科
内科(I・Ⅱ)/消化器内科/循環器内科/神経内科/血液内科/腫瘍内科/麻酔科/救急科
消化器外科/呼吸器外科(I・Ⅱ)/循環器外科/整形外科/脳神経外科/形成外科/乳腺外科
精神科神経科/眼科/泌尿器科/産科/婦人科/小児科/耳鼻咽喉科/皮膚科
リハビリテーション科/放射線科/放射線治療科/放射線診断科/核医学診療科/病理診断科
施設認定
特定機能病院 がん診療連携拠点病院 周産期医療センター 災害拠点病院
病床数
一般 874床(うち、リハビリテーション科20床) 精神 70床
施設の特色
基幹研修施設である北海道大学病院は、北海道の医療の要となる総合病院です。医科29診療科、歯科12診療科を有しています。
大学病院の特色は難病や合併症をかかえる患者を診療する機会が多いことです。 当施設では、リハビリ訓練を実施するすべての患者がリハビリテーション科を受診します。(精神科作業療法を除く)
専門研修に必要な全分野をカバーするさまざまな疾患を経験することができます。 中身の濃い充実した研修となることでしょう。
リハビリテーション科が病床(20床)を持っていますので、当科独自の方針に基づき治療を進めることができます。 病棟運営も含めて入院患者のすべてを管理する能力を養うことができます。 関連研修施設には回復期リハビリテーション病棟をもつ施設、小児の専門的リハビリテーションを行う施設、市中の急性期病院があり、実践的で広範囲な経験を積むことが可能です。
連携施設
医科診療科
内科/リハビリテーション科
施設認定
日本医療機能評価機構認定病院(Ver.5.0) 慢性期医療認定病院 日本リハビリテーション医学会研修施設
病床数
回復期リハビリテーション病棟 120床 医療療養病棟 30床 地域包括ケア病棟 30床
施設の特色
回復期・維持期のリハビリテーション病院です。訪問リハビリテーションを実施しています。ボトックス療法、嚥下機能検査を実施しています。
常勤の日本リハビリテーション医学会専門医2名。
医科診療科
内科/呼吸器内科/消化器内科/循環器内科/神経内科/血液内科/外科/呼吸器外科/消化器外科/心臓血管外科/
脳神経外科/乳腺外科/整形外科/形成外科/精神科/リウマチ科(休止中)/小児科/皮膚科/産婦人科/眼科/耳鼻いんこう科/
リハビリテーション科/放射線科/泌尿器科/病理診断科/救急科/麻酔科/歯科/矯正歯科/歯科口くう外科
施設認定
救命救急センター /
エイズ診療拠点病院 /
地方・地域センター病院 臨床研修病院 /
災害拠点病院 臓器提供施設 /
地域がん診療連携拠点病院
病床数
総病床数 668床 一般病床 582床 感染症病床 6床
結核症病床 30床 精神病床 50床
施設の特色
当院のリハビリテーション(以下リハ)科診療の特徴は、主に以下の三点です。
第一に、急性期総合病院としてのリハ診療です。当院は三次救命救急センターを有する地域基幹病院です。多発外傷、ドクターヘリでの搬送者など、複合障害を有する重篤な急性期患者診療の柱にリハが組み込まれています。日々刻々と変動する病状の中で、リハ診療にも迅速な対応が要求されています。すべての診療科からリハ依頼があり、急性期リハを全診療科にわたって研修することが可能です。
第二に、がんのリハに力をいれています。術前、化学療法開始前に、予防的リハを開始し、二次的合併症を防止します。治療中、治療後は歩行機能、筋力、ADL、QOLを維持し、体調や合併症を勘案し、在宅に向けたリハビリを指導します。がんの様々なステージにおけるリハ診療を研修することが可能です。
第三にチーム医療の充実です。リハ科は、毎日整形外科のフィルムカンファレンス、脳外科の救命病棟回診に参加しています。主治医、担当看護師との連携を密にして診療チーム全体の方向性に沿ったリハビリを実施し、患者さん、家族に貢献できるよう努めています。
その他の特徴として、即日対応可能な嚥下内視鏡検査(年間500件以上)嚥下造影検査(250件程度)の充実、摂食嚥下・口腔ケア委員会活動、地域医療、介護スタッフとの勉強会「道南摂食嚥下研究会」の開催、脳外傷友の会との関わりなど、院内、院外で多方面の活動が挙げられます。
診療科
内科 / リハビリテーション科 / 消化器内科 / 循環器内科 / 呼吸器内科 / リウマチ科 / 放射線科 / 緩和ケア内科 / ペインクリニック内科 / 麻酔科
施設認定
(公財)日本医療機能評価機構認定病院,リハビリテーション付加機能評価認定病院,
ISO9001認証,(公社)日本リハビリテーション医学会研修施設,(社)日本老年医学会認定施設,(社)日本脳卒中学会認定研修教育病院,NST稼働施設認定
病床数
260床
一般病床 65床
(一般病棟 10対1入院基本料(DPC対象病院) 50床,緩和ケア病棟入院料 15床)
療養病床 195床
(回復期リハビリテーション病棟入院料1 104床,療養病棟入院基本料1 91床)
施設の特色
苫小牧東病院は平成元年に開院し,病棟は,一般急性期病棟,回復期リハビリテーション病棟,医療療養病棟,緩和ケア病棟を有する260床の病院です.内科・リハビリテーション科を中心に急性期から慢性期,生活期,終末期まで対応し,外来から入院,在宅まで地域のニーズに応えられる医療サービスを実現しています.また『回復期リハビリテーション病棟』は、道内第1号として施設基準を取得し,東胆振地区でのリハビリテーション基幹病院としての役割を有しています.地域急性期基幹病院と脳卒中,大腿骨頸部骨折の患者さんを対象に地域連携クリティカルパスを運用し,急性期治療を終えた患者さんを多数受け入れております.一般病棟で日常生活動作を評価し,リハビリ計画を立て,回復期リハビリテーションではリハビリ訓練室にとどまらず,家庭復帰を目指した日常生活訓練に注目し,リハビリスタッフに加え,看護,介護スタッフが協力してリハビリを行っています.このような当院の特徴により脳血管障害,運動器疾患,神経変性疾患,廃用症候群を中心とした患者さんに対する充実した研修が可能となっております.また合併症を有している患者さんの内科的管理,内科的処置を行う能力育成も可能です.
研究面では高次脳機能障害の診断・評価・管理・社会的資源の活用(運転評価も含む),歩行アシスト®,HAL®の活用,リーチングロボットによる上肢随意性の改善などを行っています.また急性期基幹病院と供に苫小牧リハビリテーション研究会を立ち上げ,先進的なリハビリの研修,研究報告の発表を定期的に行っております.
このように当院では内科的な基礎を学びながら,比較的majorな症例を多数研修することで,一人前のリハ医へ成長できる環境にあると思われます.