入局案内

卒後研修について

研修内容と特徴

リハビリテーション医療の目標は「QOL=生活、人生あるいは生命の質 の向上」です。

 QOL向上を達成するために、リハビリテーション科の一般研修は、まず疾病や外傷の結果生じた心身の症状を適切に評価することから始まります。 具体的には、神経学的所見(意識・精神状態、言語、脳神経系、運動系、反射、感覚系、協調運動、不随意運動、姿勢・歩行、自律神経系)、 運動学的所見(筋力、関節可動域)、摂食・嚥下機能、ADL能力などの評価です。

次にチーム医療のリーダーとして専門のセラピスト(PT、OT、ST)や看護師、 ソーシャルワーカーなどと協力し、運動機能・日常生活動作・言語機能・嚥下機能などの治療計画を主導します。

以上のような取り組みを経て、患者様が在宅復帰や社会復帰を果たし、より良い安心した生活を提供できるリハビリ科医を目指します。

リハビリテーション科専門医取得のために必要な臨床経験

リハビリテーション医療の対象は、脳、脊髄、末梢神経、骨関節、筋の異常さらには呼吸、循環器、代謝・内分泌系の内臓疾患や 排尿コントロール(神経因性膀胱)、摂食・嚥下障害、廃用症候群(不動による機能低下、合併症)、高次脳機能障害など多岐にわたります。

リハビリテーション科専門医取得のためには、(1)脳血管障害・脳外傷、(2)脳性麻痺・小児疾患、(3)神経筋疾患、 (4)呼吸・循環器疾患、(5)脊髄損傷・脊髄疾患、(6)骨関節疾患・関節リウマチ、(7)切断、(8)その他(悪性腫瘍、熱傷など)の症例を実際に担当する必要があります。

リハビリテーション科 専門治療研修

当院の専門研修

  • 神経電気生理学的評価
  • 神経ブロック療法
  • 嚥下機能評価
  • など

症状の治療に強いスペシャリストとしてのリハビリテーション科独自の技術です。
神経電気生理学的評価では、末梢神経・筋での筋電図・末梢神経伝導検査や中枢神経での磁気刺激などを行います。 これらは神経の可塑性の研究などに用いられ、リハビリテーション医療の基礎として重要です。
また筋電図や末梢神経伝導検査を応用して、痙縮や不随意運動に対する選択的神経ブロック療法を行います。
磁気刺激では反復的経頭蓋磁気刺激法を用いて、中枢神経疾患や難治性疼痛などの治療を試みています。
嚥下機能評価では、X線透視装置を用いたビデオ嚥下造影検査や鼻咽喉頭内視鏡検査などを行います。

研修プログラム(フローチャート)

リハビリテーション科研修コース

リハビリテーション科研修コース

卒後3年目:北海道大学病院での研修(リハビリテーション医学会入会)
卒後4年目:関連病院・認定研修施設(リハビリテーション医学会認定)での研修

専門医コース

卒後5-6年目 : 北海道大学病院の研修
卒後6年目 : リハビリテーション科 専門医取得
卒後7-8年目 : 専門研修
卒後9年目以降: 指導的専門医として勤務

大学院・専門医コース

卒後5-8年目 : 大学院進学
卒後6年目 : リハビリテーション科 専門医取得
卒後8年目 : 学位取得
卒後8-10年目 : 専門研修
卒後11年目以降: 指導的専門医として勤務

リハビリテーション専門分野

  • (1) 高次脳機能障害
  • (2) 運動器・スポーツ障害
  • (3) 神経電気生理学的評価
  • (4) 磁気刺激による中枢神経障害の評価・治療
  • (5) 神経ブロック療法
  • (6) 摂食嚥下障害
  • (7) 電動義手

取得できる専門医・認定医

  • リハビリテーション科専門医(日本リハビリテーション医学会専門医制度)
  • 日本臨床神経生理学会認定医(脳波、筋電図・神経伝導)(日本臨床神経生理学会認定医制度)

教育研修施設

  • 花川病院
  • 苫小牧東病院
  • KKR札幌医療センター
  • 市立函館病院
  • 日鋼記念病院
  • 札幌西円山病院
  • 柏葉脳神経外科病院
  • 札樽・すがた医院
次のページ:医学生セミナー

連絡先

直通電話 011-706-6066
研修担当者 池田 聡
email rehabilitation@huhp.hokudai.ac.jp
URL http://rehab-med-hokudai.jp/