専門研修中の1年目、2年目、3年目の各々に、基本的診療能力(コアコンピテンシー)とリハビリテーション科専門医に求められる知識・技能の習得目標を設定し、その年度の終わりに達成度を評価します。
報告書の作成
》 専攻医は「専攻医研修実績記録フォーマット」を用いて経験症例数報告書と研修目標達成度の自己評価報告書を作成します。
報告書作成時期は毎年9月末と3月末です。(「中間報告」と「年次報告」といいます。)
各報告書に対して、指導医が評価・講評を加えます。
》 医師としての態度についての評価には、自己評価に加えて複数視点からの評価が行われます。
評価者は指導医、施設の指導責任者、リハビリテーションに関わる各職種の担当者です。
各職種の担当者は、臨床経験が豊かで専攻医と直接かかわりがあった担当者が選ばれます。
報告書の提出
》 専攻医は経験症例数報告書と自己評価報告書をそれぞれ専門研修プログラム管理委員会に提出します。提出時期は 9 月末と 3 月末です。
》指導責任者は「専攻医研修実績記録フォーマット」を印刷し、署名・押印したものを専門研修 プログラム管理委員会に送付します。
「専攻医研修実績記録フォーマット」の自己評価と指導医評価、指導医コメント欄は 6 ヶ月ごとに上書きしていきます。
修了判定
》 3 年間の総合的な修了判定は研修プログラム統括責任者が行います。この修了判定を得ることができてから専門医試験の申請を行うことができます。
勤務条件
専攻医の勤務時間、休日、当直、給与などの勤務条件については、労働基準法を遵守し、各施設の労使協定に従います。さらに、専攻医の心身の健康維持への配慮、当直業務と夜間診療業務の区別とそれぞれに対応した適切な対価を支払うこと、バックアップ体制、適切な休養などについて、雇用契約を結ぶ時点で説明を行います。
性別問わず働きやすい環境整備
女性医師、家族等の介護を行う必要の医師に十分な配慮を心掛けます。
専門研修基幹施設および連携施設の責任者は、専攻医の労働環境改善に努めます。
研修施設の環境管理
研修年次毎に専攻医および指導医は専攻医研修施設に対する評価も行い、その内容は北海道大学リハビリテーション科専門研修管理委員会に報告されますが、そこには労働時間、当直回数、給与など、労働条件についての内容が含まれます。
連絡先
011-706-6066 (研修担当者 池田 聡)
rehabilitation@huhp.hokudai.ac.jp