当院では、入院中の患者さんのリハビリテーション診療に加え、専門分野として、高次脳機能障害、嚥下障害、痙縮治療、装具治療のための外来診療を実施しております。受診のご希望、紹介のご希望がございましたら、リハビリテーション科外来(TEL :011-706-7010:月曜日〜金曜日 9:00~15:00)までご連絡ください。
加齢や神経損傷などの影響によって、嚥下(飲み込み)に障害がみられることがあります。嚥下の障害により引き起こされる誤嚥性肺炎は、令和四年の時点で日本人の死因の第6位を占めており、社会的にも大きな問題となっています。 当科では、内視鏡や造影検査により嚥下の機能を診断し、誤嚥を防ぐための方法についての検討や、機能改善のための指導等を行っています。
脳卒中などの中枢神経障害のあとに、痙縮と呼ばれる筋緊張の異常な亢進が続くことがあります。強い痙縮をきたすと、さまざまな問題が生じます。例えば足の痙縮による関節障害があると、立つときに爪先立ちになってしまったり、足が上がりにくくなったりと、日常生活における活動に大きな影響を及ぼすことがあります。
当科では、内服治療に加え、ボツリヌス治療※を実施しており、痙縮に伴う生活上の問題の解決に取り組んでいます。歩行障害に対しては、装具の調整と合わせて実施する場合があります。
※ボツリヌス治療:ボツリヌス製剤を筋に注射することで、注射した筋の緊張をやわらげる治療です。一回の注射で3〜4か月効果が持続します。
神経障害などによって手足の麻痺がある患者さんでは、装具を用いることで歩行が安定したり、早く歩くことができるようになったりすることがあります。当科では、装具の新たな処方や、すでに処方された装具の調整や更新に関するご相談をお受けしています。また、手足の切断後の義足や義手の処方にも対応しています。
詳細についてはスタッフまでお尋ねください。
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院内の診療サポートに加え、以下の外来を実施しています。(完全予約制)
北海道大学病院は、北海道の支援拠点機関として高次脳機能障害の診断・リハビリテーションや支援サービスへの橋渡しを行っています。
痙縮の内服治療、およびボツリヌス毒素治療などを行っています。