精神科身体障害の作業療法とは

精神機能の障害によって生活に支障がある方々に対して創作活動や運動プログラム、集団プログラムの中で他の人たちとの関わりや様々な活動を利用し、精神機能の向上、対人関係能力や作業能力の改善、生活リズムや意欲の改善を図り、その人にとってより良い生活が送れるように支援します。また当院では認知行動療法や認知リハビリテーションを組み合わせて職場復帰や事業所への移行、家庭での役割をスムーズに果たせるよう支援しています。

プログラム

個人作業療法

手工芸、陶芸、革細工、プラモデルなどの創作活動やパソコン(基本的操作)を主体とした活動です。基本的な作業能力や達成感を獲得し、自信回復をはかります。

運動プログラム

軽スポーツやヨガストレッチを実施し、気分転換や日常生活に必要な身体的持久性の獲得を図ります。対人交流機会としても活用します。

グループプログラム

対人交流やコミュニケーションを目的とした集団プログラムです。

復職支援プログラム(RAP)

うつ病、うつ状態のため休職中もしくは病休中で、今後 職場復帰を目指している方を対象としたプログラムです。

認知リハビリテーションプログラム

PCセッション(週2回)と言語セッション(週1回)を実施し、 認知機能(日常生活でいつも使っている頭の機能)を 改善させ、日常生活や学業、仕事で必要な力を伸ばすプログラムです。

その他

月に一度の季節行事やレクリエーション、座談会なども実施しています。